
たまには運動の話
YouTubeのSandrine先生
3月のロックダウン以降、運動不足予防に週に2,3回自宅でフィットネスをしている。先生はフランス人のSandrine先生だ。たまたまYouTubeで見つけた。
彼女の押しつけがましくないその流れるような口調、美しい微笑みに癒されながら(オヤジか!?)、同時に体も鍛えられる。彼女はテレビ局のプレゼンテーターでもあるらしい。どおりで華がある。
全身を鍛えるタイプと腹筋のみを鍛えるタイプがあり
その日の気分によって選んでいる。時間もちょうど30分弱で
きつすぎずぴったりだ。これぞ続くコツ!
コロナ前の撮影版だと彼女の後方には必ず2名の素人さんがいて、先生と同じ動作を繰り返している。一般公募だろうか、あるいは先生の生徒さんなのだろうか。
当初は美しいSandrine先生に目が釘付けだったが、最近は目が
慣れてきたせいか、後方の生徒さんたちの動きが気になり始めている。
ある回にマダム風の生徒、Michelleさんがいた。
彼女は一生懸命下半身を下げるも下がりきっておらず先生から
「やってるふりしててもだめよ~笑」と
結構厳しい言葉を浴びるが、Michelleさんは笑顔で動作を繰り返している。
めげないMichelleさん!マイペースで頑張る彼女を応援したくなる。
またある回では、後方の二人が先生の難しい動作についてゆけず
芋虫のごとくのたうちまわっているシーンが映っていた。
一緒に画面を見ながら体を動かしていた私はそのシーンに思わずふいたが、
それに気づいた先生自身も「C’est quoi ça?(どうしたのお?)」と大笑いしてしまっており、、よくそこで撮影が止まらなかったと思うほどの神回的な仕上がりだ。そんなゆるい感じがフランスっぽくて良い。
スウェーデン体操
40代の頃はスウェーデン体操にはまっていた。パリ市内のあちらこちらの体育館にそのクラブがあり一度登録すればどこの体育館でもさっと1時間ほどのクラスに参加できるというもの。スウェーデン体操はあまり知られていないが日本のラジオ体操はこのスウェーデン体操を元にできたそうだ。
内容は日本のラジオ体操とエアロビクスの間ぐらいといった感じ。そんなに激しい動きはないのだが、45分やり続けると何故かそれなりの達成感からか涙してしまったこともある。参加者は一つの大きな輪に内側を向いて運動するので連帯感が生まれるというのもその大きな理由だろう。フランスでは見知らぬ人同士でも目が合うと微笑み合うので、自分が疲れた時ふと目が合った人の微笑みに自然と助けられ、もう少し頑張ろうと思えた。
インストラクターも溌剌とした北欧系の先生が多かった。さすがスウェーデン、BGM音楽はABBAのDancing Queenがかかったりして、学生の頃良くABBAを聴いていた私は、若きパリジェンヌたちが颯爽と運動する中で、やたらノリノリの異様なアジア人として体育館で浮いていたに違いない。
コロナ禍でジムや体育館も閉鎖しており、自宅でフィットネスをしている人も多いだろう。自宅だと運動後のお化粧や着替えの心配がないので便利だが
やはり私は他の人たちが頑張っている姿やジムの器械の音を身近に感じることで
もっともっと鍛えたくなる気がする。。
が、しばらくは次のお宝ハプニングシーン(?)を期待しながら
Sandrine先生についていこうと思う。

One Comment
増田美保
自宅でフィットネス⁉️
典型的な日本のうさぎ小屋の我が家では夢のまた夢だわ!
美しい先生も見つかりそうにないし。