今年の夏休みはニースで過ごしている。4月に来たばかりだがやはり夏の海も見たいのだ。
ニースと日本を行き来する友人が日本にいる間、ニースのアパルトマンを使っていいですよ、とのことでお借りしている。
こんな夏のピーク時にニースに滞在できるなんて本当にありがたい話である。感謝!
さてさて、いつも通りエールフランス航空で快適にニース空港に降り立った私はアパルトマンに荷物を置くやいなや、ニース旧市街近くのマセナ広場向かった。
何故ゆえに???
温度は30度前後だが海岸沿いと言うことで湿気がある。パリから持ってきたワンピースは足にまとわりついてあっっつい〜のだ!もうショートパンツ買うしかないな〜と向かったのは古着ショップが入っている老舗デパートのギャラリー・ラファイエット。
何もパリにもあるデパートにわざわざ行かなくてもいいだろうに、、、いえいえ、ここの古着ショップCulture Vintageはひと昔前の南仏風の可愛いセレクションでとても可愛いのだ。前回からハマっている。うひひ。



今回はジーンズ生地のつなぎ?をゲット。15ユーロなり。お値段もとても可愛い。ヴィンテージのイヤリング、ブレスレットでさらに気分も上々。
ショルダーバッグはニースのEkyogで見つけたスペインのブランドSoruka。豹柄&カラーがめっちゃ好みでいくつか持っている。
郷に入っては郷に従え。パリでは絶対あり得ないいで立ちだが旅行先ではその気候と風土にあった衣装(?)で楽しもうではないか。
南の衣装を入手した後は腹ごしらえ。
旧市街のイタリアン la Vogliaで美味な海の幸パスタを完食なり。2人前はありそうな量で度肝を抜かれたが難なく食べれてしまった。ご馳走様でした〜

どこのビーチへ行こうかな
以前はニース自体のビーチへは行かず、隣町のVillefranche-sur-merやBeaulieu-sur-merへ行っていた。どうもニースの「石ころ海岸」が苦手であったためだ。(これだけニースが好きなのに?)
正直隣町の海岸の方が静かで砂の海岸なので終日ゆっくりできた。しかし今ではどうだろう???田舎の海岸のような良さがあったVillefranche-sur-merにも有料ビーチスペースが出来、パラソルやビーチベットは毎日ほぼ満席で事前予約が必要だ。なんだそれ〜!!??
だったら今回はニース海岸で良しとしよう。猛暑の中混んだバスや電車で隣町に行くのも難儀だし、年齢や健康を考えると「終日ビーチ」っていうのももう潮時かと。(海、だけに。)
さて朝8時。ニース海岸は初心者なのでキョロキョロしていると前方にこなれた感じで歩くマダムを発見。きっと朝のビーチタイムなのであろう。センスの良さそうなマダムの行く海岸はもしかすると隠れ場所的な静かな砂浜かもしれない。


追跡した結果、マダムはただまっすぐ歩いただけであった(笑)。
いいのだ、これで。徒歩5分でこんな素敵な海に出られるのだから。。。
夕方は家族連れや若者グループでごった返すニース海岸も朝8時だとご覧の通り。お上品で静かなシニアの皆さんが泳いでいる(というか水浴びをされている)。私ももう「こっち組」の方が安心できるお年頃だ。うふふ。
ただシニアといっても女性はほぼビキニ、男性は「ブーメラン」パンツ(あってる?この表現?)。
サングラスも凛々しく歩くお姿も堂々と格好いい!
さすが!

一方、私はと言えば、石ころが足の裏にごろごろとツボ押しのような状態で痛い痛い。よろよろとのたうち回りながら波際に到着。おろしたてのテラコッタ色の水着も泣いている。(ちなみに私は今年はワンピース型。だれも興味ないか)
プールだと1、2kmは泳げるのだが海は少々怖い。
「急に波がかぶさってきたらどうしよう、餌に飢えたジョーズは出現しないろうか」、、、
といつもの過大妄想癖で勝手に怖がっている。
なので足の着く深さのところをひたすら横に泳ぐ。しかも自分の最小限の荷物を見張る人も同行していないので
いくら素敵なシニアたちに囲まれた海岸でも突然変な人がいるかもしれないと、荷物をタオルの下に隠して海に入るのだが、泳いでいる間もチラチラと横側、つまり海浜に置いた荷物を鋭い眼光でチェックしながら泳ぐ。
怪しいのはよっぽど自分の方かもしれない。