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ポーランドでの声楽講習会参加の巻

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今年4月のフランス南西部での声楽講習会に続きこの夏はポーランドでの講習会に参加してきた。もちろんいつもお世話になっているメゾソプラノ小林真理先生のクラスだ。旅の楽しみを味わいながらの1週間、今回はどんなエピソードが待っているだろう。

期待高まるポーランド

行き先はポーランド南西部に位置するドルヌイ・シロンスク地方、チェコとの国境から遠くないクドヴァ・ズドゥルイKudowa Zdrójという小さな町だ。今までイタリアやスペインなどラテン系の国ばかり攻めていたので初の東欧体験、、全く未知の世界に期待は高まる。

まずはパリ・シャルル・ド・ゴール空港からポーランド航空にてワルシャワ空港まで約2時間。機内では気圧でパンパンになったブルーベリーのジャムパンが配られる。なかなか美味しい。

それにしてもま〜男女問わずお若い客室乗務員たちのお美しいこと!もちろん「かつては」美しかっただろう諸先輩方のクルーもいらっしゃるがどうしてもお若い方に目がいってしまうのはおばさんを通り越してついに「おじさん」になってしまった私の悲しいサガからなのか。。。普段あまり見ない安全関連のジェスチャー入り説明もジーっとニヤニヤ見入ってしまう。

ワルシャワ空港では日本からイスタンブール経由で降り立ったソプラノ歌手、親友のT子さんと合流。今年春以来の再会であるが彼女の優しい笑顔にはいつもウルウルしてしまう。

ワルシャワから乗り継いで約1時間ほどでブロツワフ空港に到着。小さな空港なのにWRO(ブロツワフ空港)の後に「ハートマーク」をつけるあたりに何やら意気込みが感じられる。

他の講習会参加者との待ち合わせまでに時間があったので空港のブッフェレストランでT子さんとランチ&乾杯。イタリアン系の食事だ。野菜、味付けがまろやかで絶品なり。空港レストランは期待できないのが常だがポーランドの食レベルの高さに幸先の良さを感じる。

次の日からマスタークラス

ブロツワフ空港からタクシーで2時間走り、夕刻に滞在先クドヴァホテルに到着。部屋から見える豊かな緑で旅の疲れも飛んでいく。お部屋も広くて清潔感がある。

さて間髪入れず次の日の朝から毎日一人約1時間のレッスンなり。最初の20分は発声練習、次に課題曲を見ていただく。今回の私の課題曲はパーセルの「Music for a while」「Sweeter than roses」、ドビュッシーの「Trois chansons de Bilitis」。

ドビュッシーの曲はリズムと歌詞が合わずにかなり手こずった。そもそも伴奏と歌詞の小節がわざと?ズレているし、フランス語の歌詞の回し方もよくわからない。。新しい曲を学ぶときはまずプロの見本をYOUTUBEで聴くのだが、歌手なりにアレンジをしていることが多く、そのまま覚えてしまうと楽譜と異なるので修正するのに一苦労だ。

ソルフェージュを勉強してこなかったカラオケ歌手出身?の私はまずはきちんと楽譜を読むことが必須と今更ながら思った次第。辛抱強くご指導下さる小林先生には本当にありがたい思いで一杯だ。

素晴らしいポーランドのお料理に感激しっぱなし!

旅の醍醐味はやはり美味しいお料理!ってことでポーランドのお食事をご紹介。主にホテルでのブッフェのお食事だが、小林先生が15年来ご利用になられているホテルということもあり決まったメニュー以外にもポーランド名物のお食事を色々とアレンジくださった。

↑口当たりも優しいクリームチーズ

↑ポーランドの家庭料理「プラツキ」。ジャガイモ、玉ねぎ、卵で焼き上げるお好み焼き的な感じ。カリカリと美味しい。

↑ニシンのマリネ。白飯も合いそう!

↑ポーランド風餃子、ピエロギ。中はお肉、ジャガイモなど。生地のモチモチ感が忘れられない!

↑きのこのピクルスは本当に美味!

↑ホテル近くで養殖されている鱒をいただけるレストランへ。肉厚でプリプリ!

↑揚げたてチキンカツ。野菜たちも全て美味しい。

湧き出る泉でお清め

クドヴァ・ズドゥルイKudowa ZdrójのZdrójとはポーランド語で「泉」という意味。ホテル近くの公園内にはミネラルを含んだ湧水を飲める施設がある。この街は昔から保養地としても有名らしい。この際汚れた体を清めてもらおう。(手遅れ?)

↑湧水は有料。「銭湯の番台」にいるおばさまに入場料を払う。どこか懐かしい風景。

↑湧水は炭酸系で少ししょっぱい。

感慨深い音楽祭

ちょうど滞在した時期に今年で60周年を迎える音楽祭が開催されていた。今年のテーマはショパンと共にポーランド・ロマン主義を代表する作曲家モニュシュコ。

開催セレモニーではウクライナとポーランド両方の国家斉唱があった。ポーランドにはウクライナから
580万人もの人々が避難してきているという。おそらく会場で私の周りに座っていた方たちの中にもウクライナ人がいらしただろう。どんな気持ちでコンサートを聴いていらしたのだろう。そう考えるだけでも胸が締め付けられる。

オープニングコンサートではウクライナ・リヴィウオペラ劇場所属の歌手たちがその美しく深い歌声を披露。ライティングもウクライナ色だ。

こんなに素晴らしいコンサートは全て無料。文化を重んじる国の懐の深さを感じる。

音楽祭パレードに想うこと

作曲家モニュシュコが生きた19世紀の頃のドレスを纏った方達のパレードもあった。優雅な良き時代が彷彿される。

2枚目の黒い衣装の男性群はジョージアからの歌手の方たち。

可愛らしいバトントワリングの披露も。「おじさん」の目がこれまた緩む瞬間。

よく晴れた日。美しい衣装、皆の溢れる笑顔、、、世界はこんな幸せなのになぜ人は戦うのか。想いが高まり涙が溢れ出た。

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