ノルマンディー小旅行・後編ではトゥルーヴィル、ドーヴィルの街の様子をご紹介したい。
まずは朝食前にトゥルーヴィルのホテル近くの海岸を歩く。犬の散歩やジョギングする人たちがちらほら。
あれ?昨晩より海が遠いな。
そう、モン・サン・ミシェルでも有名だがフランス北西部の海は潮の干満差が大きい。トゥルーヴィルの海もその差は10mぐらいはありそうだ。


上の写真、わんちゃん印の看板には「綱を外さないでください」とある。こんなに広い空間ではワンちゃんを自由に放してあげたい気もするが小さな子供も多いしきっと色々問題が尽きなかったのかも知れない。。。
さて、静かなトゥルーヴィルの街を散策してみる。可愛いお城のような住居が立ち並ぶ。別荘なんだろうか。人の住んでいる気配はあまりない。

緑が豊かに生い茂っている。カラフルな壁の色にもマッチしている。



魅力的なドーヴィル
ハイソな街、ドーヴィルの方にも行ってみよう。
トゥルーヴィルからは駅を超えて徒歩15分ほどだ。2つの街を跨ぐ美しいヨットハーバーでまずはうっとりタイム。

ドーヴィルの街に入る。素朴なトゥルーヴィルに比べ建築物の趣がガラッと変わる。パリにあるような有名ブランド、ブティックも一通りあるのでショッピング好きなマダムも飽きないだろう。


美しすぎる雑貨屋さん
素敵な雑貨屋さんをご紹介。有名ブランド街の一角にある1軒家。奥まったところにあるのだが圧倒的なセンスの良さで誰もがその足を止める。
LA MAISON(意味は正に「家」)だ。
どこを撮って美しい。お庭とオブジェの溶け込み具合が神だ。一目惚れした鉢植えがあったのだがかなり重量があり、パリに着く頃割れてしまっていたら残念なので今回は諦めることにする。






インテリア用品も豊富だ。そのプレゼンテーションがお見事。多色の組み合わせなのになんという統一感。センスの良さそうなフランス人女性たちも感嘆の声をあげている。


LA MAISON
11 rue Edmond Blanc
14800 DEAUVILLE
Mob. : 06 50 09 31 45
アンティーク・ショップ
トゥルーヴィル、ドーヴィルにはアンティーク・ショップも多い。
今回ご紹介するのはドーヴィルに来るたびに覗く
Le Lavoir(意味は「洗濯屋」)。
1998年開業。店主のマダムはドーヴィル生まれ。
ドーヴィルの街を闊歩するイケイケマダムと違い、とても控えめで静かなお方。きっと地元の方はみんなこんな感じなんだろうな。



ここは昔、洗濯屋さんだったとのこと。店名はそこからきた。マダムは布に愛着のある方らしく以前はコレクションも膨大にあったが今回はあまりなかったな、、、7年前にここで麻の古い刺繍入りのランチョンマット(以下)を購入したのだが今でもそれを愛用している。昔のものは本当に丈夫だ。

今回はこんな愛らしい大好きなJOUY柄の手提げをゲット。この柄の古い布は今では見つけるのは難しい。屏風に張ってあった布を再利用したものらしい。一目惚れで即決購入。ちなみにこのお店はヴィンテージのワンピースなども豊富だ。

Le Lavoir
80 Rue Gambetta
14800 Deauville
tel 02 31 98 01 08
魚市場のレストラン
トゥルーヴィルに戻りランチにしよう。
今日は魚市場のすぐ横で新鮮な海の幸をいただけるテラス・レストランへ。マグロのお刺身とかではなく貝や海老が中心だ。ワインも大抵白ワインが一種類。パンは自分で持参する。
予約は取らないが同じようなコンセプトのレストランが何件か並んでいるので大抵どこかしらには入れる。
威勢の良い魚屋さんがサーブしてくれる。こういう臨場感が最高の味付けとなる。


ブリジットは牡蠣を注文。私は海老とバイ貝を特製マヨネーズで!はい、満足です。

CHEZ ALAIN
Boulevard Fernand Moureaux
14360 Trouville Sur Mer
tel 02 31 88 10 33
パンはドーヴィルの老舗パン屋さんDU PONTがトゥルーヴィルにもあるのでそちらでゲット。

最後に微笑ましいカップルさんをパチリ。学校のクラスで遠足に来ていたらしい学生のグループの輪からこの二人だけ外れてベンチに腰掛けて何やらこそこそ話をしている。15歳ぐらいだろうか。
「あんなに小さくても女の子の方が絶対誘ってるのよ。角に置けないわよね。」
出た出た、ブリジットの毒舌。「見たんかーーい!?」とツッコミを入れそうになる。
物乞いの人へ施しをするブリジットも好きだが、いくつになっても恋ネタをする彼女も憎めない(ちなみに彼女は82歳)。
