前回のブログ投稿以来鳴りを潜めていた、、、というのも先日コロナ陽性反応が出て昨日まで自主隔離を余儀なくされたからだ。友人とのアポは全て延期、楽しみにしていたバロックダンスイベントも参加できず。。。(涙)
実は先月4月にも陽性が出ていたので今回1ヶ月ちょっとでなんと2回も感染!薬局の検査スタッフに聞いたら割とこのようなことが起きているようだ。変異種が出るたびにかかるのだろうか。。。とほほのほ。
あ、ご安心を!2回とも症状は倦怠感、微熱ぐらいで軽症だった。
ブログで体調の話はあまりしないようにしているが今回のコロナ感染は自分の人生では稀有な体験だし、プチ情報として少しでもお役に立てればと思う次第。
「1回目」友人からの連絡で検査することに
まさかこの自分がコロナに感染するなんて思ってもいなかったのだがその日は突然やってきた。
その数日前に一緒に食事をした友人から「検査したら陽性だった。あなたも検査してみた方がいいかも」とLINEが入ったのだ。
「ええーー?まじぃーー?」
慌てて抗原検査が出来る近くの薬局へ。
フランスは国の社会保障を受けていて3回のワクチン摂取済みであれば無料で何度でも検査が可能だ。ご覧のような白テントが簡易検査場だ。ちょこっとカフェを飲む気軽さで受検できる。屋外なのでフランス人も大好きな「テラス席」といったところか。以前は順番待ちの行列があったが今では検査希望者も減りスタッフのお姉様もくつろいでいらっしゃるご様子。

検査結果は15分ほどで登録したEメールに送られてくる。
メール受信。開封の手が震える。。こんなスリリングなこと人生にそうない。次の文字が青字で一番に目に入ってきた。
「POSITIF」(陽性)
ガーーン!
やっぱりそうなのね〜。この2年間感染せず耐えてきたこの私がこんないとも簡単に陽性になるのか!?
どおりで数日前からなんとなく喉のイガイガ、胃のもたれを感じていたわけだ。それが感染症状、ということだったのだろう。
自主隔離は最低5日間
フランスのルールとしては症状が出始めてから、あるいは陽性結果が出てから5日間は自主隔離。5日目の検査で陰性、かつ48時間無症状であればとそこで隔離から解放される。
5日目の検査で陽性、あるいは検査自体をしない場合は7日目まで要隔離だ。ただ、7日目の検査は義務ではない!!よって8日目以降は検査をしようがしまいが、陽性だろうと陰性だろうと解放されるのだ。これはすごい。と言うのも他の人に一番感染するのは症状が出る前の2日間とされているので8日目以降は感染力が低いとされるからであろう。
私のようなサラリーマンはもちろん出社も許されない。自動的に7日間は病欠扱いとなる。会社へ提出する病欠申請のフォーマットは医者に行かずとも自分でサイトへ行って必要事項を入力すればスパッとダウンロードできると言う素晴らしいシステム。フランスはこういうところがすごい。それだけ感染者が多いということだが。
ちなみ前回感染時は症状が出てから陰性が出るまで10日もかかった。軽症だったし5日ぐらいで陰性が出るかと思いきや、コロナ君は体内でずっと燻っていた。流石に10日目の検査前はなんだか憂鬱だった。「このままずっと陽性だったらどうしよう?」かと。
実際聞いた話だが、一度コロナ陽性が出るとその後無症状かつ抗原検査で陰性が出ても、より詳しいPCR検査では陽性のまま、といったケースもあるらしい。人類史上初の出来事でわからないことだらけだ。

ある日「2回目」はやってきた
コロナ感染はショックであったが一度罹ればこれで数ヶ月は大丈夫〜と勝手にたかをくくっていたのが仇になったか、、、ある日突然その「2回目」はやってきた。
それは友人とランチ約束をしていた週末の朝のこと。なんとなく足どりが重いな〜と感じたのだが単なる疲れだろうと自分にいい聞かせた。
夕方友人と別れ、歩き始めた時「あれ?体がさらに重く違和感あるな〜」とふと感じる。そう、それがコロナ君の再来。
前回の経験でなんとなく「また来たか?」と感じた。「鼻ほじくり検査」をすることにした。。。
ビンゴだった。

いつまで続くのこの状態?
フランスは5月16日から公共交通機関でのマスク着用義務は取り除かれた。これで病院でのマスク着用義務以外のルールは無くなった事になる。
ラジオでは「コロナはまだ感染しています。マスク着用を推奨します。」と放送されているが道行く人でマスクをしている人はご老人や一部の人を除きほぼいない。やはり「ルールありき」の国なんだなと実感。
そしてかかっても自己責任。だから人にうつした可能性があっても気にしないし、その逆で人からうつされても人を責めたりしない(もちろん個人差はあるが)。

ここ3日間のパリでの新感染者数は812名、フランス全体では28,904名。
今回のことである友人から言われた。
「フランス国籍取ってフランス人になった途端、
コロナ感染だったのね?これで身も心もフランス人だね?」
うーーーん、素直に喜んでいいのやら、、、なんとも複雑な想いだ。